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まったりゆっくりな活字中毒者のブログです
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『羽をなくした妖精』 ユリヨ・コッコ

舞台は戦時中の北欧・フィンランド。
雨上がりの朝、虹の国から森に迷いこんだ妖精イルージアは森のトロールのペシに出会う。
羽をなくしてしまい、虹の国に帰れなくなったイルージアは、四季を通じて大切なものを見つけていく。
2人の冒険と森が舞台の生と死のドラマを、透き通るような美しさで描くファンタジー。

(一部MARCより)


 本当に”透き通る”という表現がぴったりくるファンタジー。ぼろぼろ泣けはしないけど、読み終わった時に心の何かを変えてくれます。
 暗い死の描写でも、明るい生の描写でも、それを”ありのままの自然のこと”として受け止めていて、逆に陰影がついていて深く心にしみいってきました。
 アマゾンのカスタマーレビューで、「夢のような夢の話」と書かれていましたが、まさにその通り!と言いたくなるような傑作でした。これぞファンタジー。
 『ハリー・ポッター』以来、ファンタジーブームと言われている昨今です。確かにファンタジー系の本がたくさん出されるようになったし、名作も生まれてはいると思います。
 それでもやっぱり”のっかれ”的なファンタジーが多くて、はっきり言って前よりも良質なファンタジーを探すのが難しくなりました。
 今は「ファンタジー」という形をめざしている本が多いような気がします。
 丁寧、という表現は少しおかしいかもしれませんけど、それだけ今はゲーム思考のファンタジーが多い気がしますね。
 やっぱりそんな中で、昔のファンタジーというのは背をしゃんと伸ばしてそそり立つような名作が多いなぁ…とこの本を読みながら考えていました。
 

 ファンタジーつながりで!
 ハリー・ポッターの七巻の英題が気になります!hallow…?!
 早く翻訳してくれないかなぁ…。(まだ原作も出てないって)
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 『図書館危機』有川浩

 …久しぶりにまともな本の感想あげる気がします。(笑)


王子様の正体がバレて大混乱中の郁。
―――――堂上教官は、わたしのことが嫌い?!
そんな郁をほっといて今回も襲いかかってくる幾多の試練。
痴漢、おばさまキラー、昇格試験…
そしてよりにもよって郁の地元から応援要請?!
どうなる、図書隊!!


 大興奮で読んだことは言うまでもないです!私の中では人前で読めない本第一位。(理由:ニヤニヤして怪しいから。)
 ちなみに感想は完璧ネタバレなりそうなので隠しておきますね。反転してどうぞー。

 今回もおもしろかったですねー!!
 第二章の昇格試験のところは後夜祭で読んでたんですけど、あぁここからつながっていくのかという感じで結構楽しめました。
 第一章の小牧さんのキレっぷりがおもしろかったです。べたぼれ…。というかむしろ郁のミニスカが!普通ミニスカで犯人投げようとしますか。(笑)あと脱・王子様宣言にも笑いました。
 床屋さんって差別用語なんですか?全然知らなくてびっくり…。折口さんと玄田さんのコンビは大好きです。第三章はなんだかんだ言って郁の周りの事情という感じでしたね。
 そして地元への里帰り…。ど、堂上さんが電話口で「ぽん」って言ってるのを想像したら笑いが止まらなくっ…。ぶくく。
 そして。…玄田さんのところで涙が止まりませんでした。起き抜け一番の言葉はかなりおもしろかったですけど。(笑)
 これから大変なことになりそうですね。(手塚のお兄さんとか)あと一巻らしいので、ちゃんと終わって欲しいです。できればハッピーエンドに…!
お久しぶりに本の感想です。
ちょっと雑感風味なので申し訳有りません…。

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 村上春樹

 題からしてハードボイルド!と意気込んで読み始めた記憶があります。(確か上巻読んだの二ヶ月くらい前…)
 ハードボイルドとファンタジーとSFがまざりあった感じで最終的にはハードボイルドでまとまり最後にSF風味を残して終わったという感じでした。(どんなん)
 村上春樹さんは初読でした。おもしろかったー!
「これは最後まとまるのかな」とか不安になりながら読んでたんですけど、最後はすっぱりときれいにまとまっていたので良かったです。すっきり!
 とにかく世界観が圧倒的!で、有名なのがうなずけました。『うずまき鳥クロニクル』も読んでみたいです。


 今は色々試行錯誤中。
 ていうか今月の目標は「めざせ毎日更新!」です。
 『夢水清志郎の事件ノート』読み返してます。
 今は第三作目ぐらいまで行ったところ。
 レーチ大好きだ。
 ちなみに、我が家にはこのシリーズが最新作(ハワイ編)までズラリと並べて置いてあります。
 大好きだ。
 一番好きなキャラは修学旅行編とかで大活躍していた枕投げ部の部長さんです。
 かっこよすぎです。
 もう一回くらい出てきてくれないかなーとか思ってます。はやみねさんの本には青春に命をかける人が出てきていいですね。爽やかです。
 ひとまず全部読み返してみたいと思います。
 江戸時代編あたりで飽きそうな気もしなくもないです。
 でわ。
ネットに上がる時間がー(アワワ)
今、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』を読んでいます。
ドキドキハラハラ!ですごくおもしろいです。
続き気になるー。まあ理論の半分も理解できていませんが。(笑)えーと…反…?
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